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廃線×竹林×光 一夜限りの幻想的な光景広がる 鳥取県倉吉市

2023年11月13日 19:41
廃線×竹林×光 一夜限りの幻想的な光景広がる 鳥取県倉吉市

一夜限りの幻想的な光景が広がりました。鉄道の廃線跡と竹林をライトアップするイベントが鳥取県倉吉市で行われ、多くの家族連れなどでにぎわいました。

廃線となった鉄道跡と竹林がライトアップされ、幻想的な光景が広がります。11月11日に行われたのは、旧国鉄倉吉線の泰久寺駅跡から山守トンネルまでの約400メートルをライトアップするイベント。

倉吉青年会議所が倉吉の魅力を再発見してもらおうと初めて夜間のライトアップイベントを行いました。

倉吉青年会議所総務・拡大委員会 鳥羽喜一 委員長
「夜の倉吉を味わってもらうという意味では、非常に見応えがあるのかなと思います。 笑顔で写真を撮っていただいたので、どんどん発信していただいてこの廃線跡に戻って来ていただ きたいなと思います」

イベントが行われた場所は、1912年に開業した倉吉線。かつて、倉吉市と旧関金町をつなぐ約20キロの路線でしたが、利用者の減少で1985年に廃止されました。現在は、廃線跡を散策できるよう整備され、観光スポットとして活用されています。

大小約300の明かりが彩る美しい景色。この日は、家族連れなど約400人が次々と会場を訪れ、記念撮影をしながらゆっくりと夜の廃線跡を散策していました。中でも人気を集めていたスポットは―。

来場者
「トンネルの中がとてもきれいだったのでお勧めしたいです」

「最後のトンネルの所がすごくきれいでした」

廃線跡にある山守トンネル。真っ暗なトンネルの中に温かな光の漏れる竹灯籠が並び、鮮やかな色のライトが暗闇を彩りました。

来場者
「きれいでしかも静かで、いろんな色に鮮やかになっているのが好きで、とても良かったです」

来場者
「参加したいと思いますし、どんどんこういうイベントをしていってただいた方が、地域活性化にもなると思うので良いかなと思います」

夜の廃線跡と竹林、そして光が織り成す幻想的な光景。倉吉青年会議所では、倉吉市などと連携し、次回の開催も検討していきたいとしています。