観客数は過去最多の約24万人 夏の風物詩「鳥取しゃんしゃん祭」 一斉傘踊りで97連・約2700人の踊り子が華やかな舞を披露 台湾からの初めて参加する人も 鳥取県鳥取市
鳥取市の夏の風物詩「鳥取しゃんしゃん祭」。8月14日はメインイベントの一斉傘踊りが行われ、24万人以上の観客を魅了しました。
◇ ◇
鳥取市の中心市街地で響いた鈴の音。8月14日は「鳥取しゃんしゃん祭」のメインイベント「一斉傘踊り」が行われました。雨乞いをアレンジしたこの傘踊りは、今年で60周年。97連・約2700人の踊り子が華やかな舞を披露しました。
Q.今回で来るのは何回目?
観客
「1回目。みんなが踊ってるの見て楽しそうだなって」
14日は午後6時の時点で鳥取市の気温は30.7℃。蒸し暑い中ではありましたがー。
Q.祭りの魅力はなんですか?
踊り手
「やっぱり鈴の音とか傘を回すところ。しゃんしゃんとね」
暑さに負けじと涼しげな音色を奏でていました。また、観客数は過去最多の約24万人。コロナ禍では競技場での開催など制限がありましたが、完全復活したにぎわいに踊り子もー。
踊り手
「5年ぶりの参加でとても楽しい。鳥取の夏といえばしゃんしゃん祭なので」
「曲がアップテンポなので、すごくテンションが上がって楽しくなります」
さらに今年はこの伝統ある祭りを発信するために海外から参加者を招きました。
◇ ◇
「台湾鳥取交流団」として傘踊りに挑戦したのは、台湾からやってきた政府の観光関係者や大手旅行代理店のスタッフなど20人。チャーター便の就航などで交流が続いている中、鳥取の文化を体験してもらい発信してもらおうと鳥取県が初めて企画したのです。
台湾からの参加者
「今回、鳥取は初めてなので楽しみにしています。間違えたらどうしようと緊張しています」
新北市政府観光旅遊局 楊宗珉 局長
「とてもおもしろい、楽しいです。結構汗かきました」
そして迎えた本番ー。
参加者全員が傘踊りには初挑戦。そのため慣れない傘さばきに苦戦しつつも。大勢の人が沿道から見守る中、笑顔で鳥取の文化を楽しんでいました。
台湾からの参加者
「こんなにいろいろなグループを集められるのはすごい。外国人のお客さんにとってはいい体験だと思います」
にぎわいを取り戻し、伝統文化を海外に伝える機会にもなった今年の一斉傘踊り。8月15日は午後8時から5年ぶりとなる花火大会が夜空を彩ります。