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「郷土愛につなげたい」巨大なガラス壁画を描くプロジェクト 日南町の自然をモチーフに 鳥取県日南町

2024年6月4日 18:07
「郷土愛につなげたい」巨大なガラス壁画を描くプロジェクト 日南町の自然をモチーフに 鳥取県日南町

子どもたちのフレッシュな感性やアイディアが生かされます。鳥取県日南町では今、地元の自然をテーマにした巨大なガラス壁画プロジェクトが進められています。

鳥取県日南町の日南小学校では5月下旬、子どもたちがのびのびと絵を描くワークショップが行われました。テーマは地元、日南町の自然。日々自分たちが目にする自然や生き物などの絵を画用紙にクレヨンで描いていました。

児童
「楽しかったです。木と山と学校の絵を描きました」

「おもしろいカラフルな作品にしたい」

実はこのワークショップ、巨大なガラスの壁画を描こうというプロジェクトの一環。そのキャンバスとなるのが日南町総合文化センターの正面玄関から町の美術館に続く廊下のガラス窓です。その大きさは高さ2.8メートル、幅31メートルにも及び、まさに巨大ガラス壁画となります。

子どもたちと一緒にこのプロジェクトを進めているのは、画家の朝倉弘平さんです。宮城県出身で鳥取県大山町に移住し、大山などの自然の風景や生き物を描くなどして多方面で活躍する朝倉さん。今回は「日南町の自然」をモチーフに壁画の作品に取り組みますが、地元の子どもたちが描いた絵がかなり刺激になるといいます。

画家 朝倉弘平さん
「僕が描けない線とか、僕じゃ思いつかないアイディアなので、皆さんのアイディアじゃないとおもしろくないと思って。地域に根差したみんなに愛される壁画になるために、みんなのアイディアが活かされると思っていて楽しみです」

今回の壁画プロジェクトを企画したのは、日南町美術館の浅田裕子館長。浅田館長は壁画が完成するまでのプロセスも重要視していて、子どもたちのふるさとへの思いが高まることも期待しています。

日南町美術館 浅田裕子 館長
「子どもたちに記憶に残る楽しい経験。そして、それが地元の人たちにも喜んでもらえる、そういった経験は、将来ふるさとを思い出すことや郷土愛につながっていくのではないかなと思っています」

またこの日は、地元の中学校でも朝倉さんの指導の元ワークショップを開催。グループごとにアイディアを出し合いながら地元の清流に生息するオオサンショウオや特産日南トマト、蛍なども描いていました。

地元中学生
「楽しいです。どんどんアイディアが浮かび上がってきます」

「みんなで完成出来る”日南町”を創り出すのはいいと思います」

「これを見た子どもとか、大人とか、見て良かったといういい気分になれるような作品にしていきたい」

このプロジェクトでは、地元の幼稚園の園児や町民ボランティアも参加。最後は子どもたちや町民も一緒になって色を塗り、仕上げることになっています。日南町が世代を超え一つになって手がける巨大壁画作品は8月30日にお披露目されることになっています。