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晩秋から冬へ 色鮮やかな風物詩オシドリ300羽が飛来 観察しようと県内外から多くの人が訪れる 鳥取県日野町

2023年11月15日 18:15
晩秋から冬へ 色鮮やかな風物詩オシドリ300羽が飛来 観察しようと県内外から多くの人が訪れる 鳥取県日野町

色鮮やかで微笑ましい光景は見る人を癒してくれます。鳥取県の山間の町では晩秋から冬にかけての風物詩が見られるようになりました。

鳥取県の日野川に毎年この時期越冬のためやってくるオシドリ。一段と冷え込んだ11月15日、去年、日野高校のグラウンドの一角に完成したオシドリ観察小屋に、いつもより多い300羽が確認されました。オレンジや紫色の鮮やかな羽がオス。灰褐色の羽を持つのがメスで仲睦まじい様子も見られました。その光景を間近に観察しようと県内外から多くの人が訪れ、写真を撮るなどしていました。

岡山から訪れた人
「色もきれいで動作もかわいい」

「かわいいですね。きょうはたくさん見られて良かったです」

夜明けと共に群れをなして飛来してくるオシドリ。昼間は、近くの山や川で休んだ後、午後4時ごろ再びエサを食べに戻ってきます。オシドリの一日を観察できるこの観察小屋は今後、多くの人でにぎわいそうです。

鳥取県日野町産業振興課 三好郁瑠さん
「小屋自体がオシドリが怖がらないような過ごしやすい環境づくりになっているのかなと。皆さんが満足して幸せなオシドリの空間を楽しんでいただきたいと思っています」

これから寒くなるにつれて羽根の色の鮮やかさが増すオシドリ。今年12月から来年2月にかけてピークを迎え、約800羽が飛来するということです。