国土交通省は洋上風力発電の建設拠点となる「基地港湾」に青森港を指定しました。県内での指定は初めてです。

「基地港湾」は風車の羽が直径100メートルを超える大規模な洋上風力の発電設備の組み立ての拠点となる場所です。青森港は立地や面積など必要な条件を満たしていることからきょう基地港湾に指定されました。発電事業者を公募しているつがる市、鯵ヶ沢沖が対象海域で、指定によって最長30年、事業者に基地港湾を貸し付けることができます。基地港湾として主に使われるのが油川ふ頭で、埋め立てや周辺の土地を整えることで19ヘクタールの用地を確保し地盤を強化します。また堤ふ頭の一部4ヘクタールも部材置き場として補完的に活用されます。基地港湾の指定は県内では初めてで、国内では6例目となりきょう午後宮下知事に指定書が交付されます。