×

マメコバチに異変?りんご開花量の調査始まる ハウスメロンの水耕栽培は順調

2024年5月7日 17:03
マメコバチに異変?りんご開花量の調査始まる ハウスメロンの水耕栽培は順調

りんごの開花量調査が県内一斉に始まりました。弘前市の園地では十分な量が確認された一方で、授粉作業に役立っているマメコバチの動きに異変があるようです。

ことしの「ふじ」は先月27日に開花が確認されました。記録的な早咲きだった去年より2日遅いものの、いつもの年より10日早く1967年の調査開始以来3番目の早咲きです。発芽後の平均気温が平年よりも3.5℃高く推移したためと分析されています。

気温の高さによる花芽の減少など影響が心配されるなか、ことしも予想収穫量を把握するための県りんご協会による開花量の調査が行われました。このうち弘前市の下湯口にある斉藤力さんの園地では主力品種「ふじ」や「王林」は十分な開花量が確認され生育は順調です。また霜の被害や黒星病、腐らん病の発生も確認されませんでした。

★県りんご協会 内山国仁 会長
「ことしは平年よりも1週間以上早く花が咲いたけど霜の害とか心配でしたが大きな被害も無く開花中は好天にめぐまれて春のスタートとしては良いスタートができたと」

一方で授粉用に使われているマメコバチの動きがいつもより鈍いという声が農家から聞かれているということです。

★県りんご協会 櫻庭佑人 技師
「マメコバチがなかなか飛んでいかない話もありますけども現在調査中の段階ではありますけどもコナダニという天敵の影響もありますし原因不明なところもありますので調査して原因については公表できればと思っています」

開花量調査は今月9日まで県内およそ70の園地で行われ来月中旬に結実量調査が行われます。

つがる市柏にあるガラス張りの温室。高さ2メートルほどのパイプからぶら下がるように実っているのは…メロンです。つがる市が季節を問わず特産のメロンを生産するために4年前から取り組んでいる水耕栽培。土を使わず、水と肥料を混ぜた養液から太い茎を伸ばし、栽培用の棚に絡みついて育ちます。土で育てるメロンとは違って年に3回収穫することができます。先月下旬から収穫が始まったのは去年12月に種をまいたレノンハートとマスクメロン、合わせて500個です。冬の栽培は日照時間の短さが課題ですが、暖冬だったことしはメロンにとって良い環境だったようです。ハウス内の温度管理などを徹底し糖度は14度から15度ほどと十分な甘さになったということです。

★つがる市観光・ブランド戦略課 梶浦宏文 専門員
「すごくおいしいメロンが収穫されています ことしの冬は比較的雪が少なくて日照時間もありましたので栽培には良い環境になったのかなと思っています」

収穫したメロンは現在東京にあるつがる市のアンテナショップで加工して提供されていて、今後は地元での販路拡大も検討しているということです。

    青森放送

    • facebook
    • instagram
    • 青森放送アナウンサーズ instagram
    • twitter
    • youtube
    • ニュース
    • テレビ
    • ラジオ
    • イベント・試写会
    • アナウンサー
    • 番組表
    • 動画配信
    • 自治体情報
    • RAB投稿スクープ
     

    RABニュースレーダー

    テレビ 月~金:夕方6時15分~

    青森放送

    • facebook
    • instagram
    • 青森放送アナウンサーズ instagram
    • twitter
    • youtube
    • ニュース
    • テレビ
    • ラジオ
    • イベント・試写会
    • アナウンサー
    • 番組表
    • 動画配信
    • 自治体情報
    • RAB投稿スクープ

    RAB 青森放送

    • 青森放送NEWS NNN
    • マメコバチに異変?りんご開花量の調査始まる ハウスメロンの水耕栽培は順調