青森市の新しい総合体育館がオープンを迎えました。プロスポーツが開催できるメインアリーナや県内最大級のキッズスペースなど新しい集いの場として活用が期待されます。

「カクヒログループスーパ-アリーナ」のオープニングセレモニーは正面入り口前の屋根付きの空間「ヨリドマ」で行われました。

★青森市　西秀記市長
「ここも街をデザインする中の本当に重要な拠点になると思っておりますので、大いに活用していただきたいと思っています」

最大5,000人を収容できるメインアリーナはバスケットボールなどプロの公式試合にも対応、コンサートの会場としても利用されます。きょうは正午から無料で一般開放され、さっそく市民がスポーツを楽しんでいました。

★利用者は
「アリーナが出来た機会にちょっと運動できればと思いまして」
「木目が新品だから木のにおいがして結構好きです」
「臨場感もあって選手になった気分でプレーが出来て楽しかったです」

また、弾力性のあるマットにネット遊具などが楽しめるキッズルームは県内最大級です。

★子どもたちは
「楽しい」「びょんびょんします」
「いろいろみんなで楽しめるので良いと思いました」

随所に木材が使われぬくもりを感じる設計をしたのは世界的建築家の隈研吾さんです。

★建築家　隈研吾さん
「観客席の席の色なんかも木の色に合うように茶色からベージュにかけての色をランダムに混ぜて使っている　全体に森の中にいるような安らげる空間が出来たんじゃないかと思います　本当に木材の質感肌触りを味わっていただけるような体育館が出来たなと思います」

隈研吾さんが特にこだわったというのが正面の空間「ヨリドマ」です。天井の木はりんごを入れる編みカゴがモチーフになっていると言います。

★隈研吾さん
「木っていうのは不思議な力があって人間を落ち着かせて人間を集める力があるんです　これだけたくさんの木が使ってあるので自然にみなさんここに集まってそこからいろんな交流が生まれるんじゃないのかなと期待しています」

健康づくりや交流、防災の拠点となる「カクヒログループスーパ-アリーナ」。開館時間は午前9時から午後10時までで、休館日は毎月第3月曜日と年末年始となっています。

オープンしたのはアリーナだけではありません。

★青森放送　吉﨑ちひろ
「カクヒログループスーパーアリーナの隣に長い行列ができています」

きょうオープンした生もちドーナツとコーヒーのお店「カフェショップフィーカproducedbyAMAZINGCOFFEE」です。

EXILEのTETSUYAさんがプロデュースする「AMAZINGCOFFEE」とコラボレーションしたお店で東北初出店です。

★EXILE　TETSUYAさん
「僕たちが日頃エンターテインメントを通じて色んな方を笑顔にしたいっていう思いをコーヒーに変換してAMAZINGCOFFEEというブランドを作らせてもらったので、そのおもてなしというところを青森にも根付かせて地元の皆さんに愛して頂ける場所になっていければと思っていますのでぜひ皆さん足を運んで頂けたらうれしいです」

とろける食感が特徴の手作りドーナツは常時15種類ほどが並んでいて選ぶ楽しみを味わうことができます。1時間並んだというこちらのお客さんは…

★買った人は
「生地がふわふわしていて中にチョコクリームも入っていておいしかったです」

ドーナツとコーヒーでリラックスしたひとときを過ごせそうです。

さらにもうひとつ、きょうオープンしたのがフィットネスジムFIT365。アリーナに併設されておりその名の通り365日24時間営業しています。
広い店内にはマシーンが30種類以上完備されています。

★FIT365青森青い森セントラルパーク店　加福しおり店長
「こちらが青森市に初上陸しましたクライムミルというマシンで無限に階段が下りてくるマシンになります」

実際に試してみると…

★吉崎ちひろ
「段差が高めだからしっかりと身体に効いているのがわかります」

さらに…

★加福しおり店長
「女性専用のエリアになっておりまして女性が鍛えたい部分の足だったりお尻を鍛えるマシンをメインに取り揃えております」

初心者から日頃体を鍛えている人まで自分のペースでトレーニングができそうです。

★加福しおり店長
「体育館の隣にできたということで皆さんが使いやすいジムになっていると思うんですけども24時間365日いつでも使えるというところがポイントになっておりますので是非皆さんご利用ください」

いよいよオープンを迎えたカクヒログループスーパーアリーナ。市民が憩う場所として賑わいを見せそうです。