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20年ぶり“世代交代”新紙幣に行列も… 「Aの1番」の行方は…深谷市長が日銀へ

2024年7月3日 13:00
20年ぶり“世代交代”新紙幣に行列も… 「Aの1番」の行方は…深谷市長が日銀へ

20年ぶりとなる新しい紙幣が3日に発行され、新紙幣への両替が始まりました。まさに生まれたての新紙幣。初日は、誰のもとに行き、何に使われたのでしょうか。取材しました。

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7月3日は“時代の転換期”。20年ぶりに“新たな顔”に生まれ変わった新紙幣を求めてごった返した各地の銀行。

40代(さいたま市)
「昔、銀行員だったんですけど、新札初めてなので…すごい」

小学4年生(さいたま市)
「自分も仲間に入れたというか、もっとお金に興味を持ちました」

“キャッシュレス”の時代に、あえての現金ですが、その初対面は喜びもひとしお。10枚の新紙幣を手に入れた大学生は…

大学生(さいたま市)
「すごく1万円が神々しく見えます」

その感動を、家族にもおすそ分け。

「1000円札だよ、びっくり。君が生まれた年の紙幣だよ」

“新紙幣と同い年”、生まれて4か月の赤ちゃんは、お札を口に…。ありがたみを知るのは、まだまだこれからのようです。

「こっち(旧札)を知らずに育つから、そう考えると不思議ね」

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“世代交代”した日本の紙幣。初日の3日は、約1兆6000億円分が全国の金融機関へとわたりました。

全国各地の“ゆかりの地”も、3日は“新札フィーバー”。

「新1000円札」の顔、細菌学者北里柴三郎生誕の地、熊本県小国町。人口6300人ほどの小さな町に“人気者”のくまモンが駆けつけ、ご高齢の方々から小さな子どもまで、地元の“偉人”をお祝い。

駆けつけたのは「人」と「キャラクター」だけではありません。普段は、過疎地などを巡る地元銀行の「移動店舗車」も“特別出動”。両替に100人以上の行列ができました。

──新1000円を手に入れたら?

朝8時から並んだ小国町民(3日午後)
「飾ります。仏様に飾ります。パチンコには持って行きません」「冥土(めいど)の土産、冥土(めいど)の土産」

くまモンも新紙幣に興味津々な様子でした。

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東京生まれの教育家、「津田塾大学」の創設者、津田梅子。

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