【独自】虚偽の死亡診断書を書いた医師は「“認知症疑い”の入院患者だった」関係者が証言「医師としてあってはならないこと」 殺人事件隠蔽容疑で理事長と当時の主治医を逮捕して事件の全容解明へ 青森県八戸市みちのく記念病院
医師が殺人事件を隠蔽した疑いで逮捕された事件。
病院関係者はRABの独自の取材に対し、死亡診断書を書いた医師について驚きの証言をしています。
★みちのく記念病院の関係者
「死亡診断書を書いて署名した医師は認知症の疑いでありました。事件当日医師として勤務していたものではなく、みちのく記念病院の入院患者として病院にいたものです」
みちのく記念病院の関係者は死亡診断書を書いたのが認知症の疑いで入院していた別の医師と証言。
捜査関係者によりますと2人が病院関係者に指示して、「患者」として入院していた別の医師に肺炎と書かれた死亡診断書を作成させた可能性があるとみて調べを進めています。
★みちのく記念病院の関係者
「直ちに119番されていれば、八戸市民病院などに救急搬送されて被害者は助かった可能性が高いと病院内のどの職員も言っております」
「死因を偽るということは医師としてあってはならないことであります。何のために医師だけが人の死を決められるのでしょうか 法医学は何のためにあるのでしょうか このようなことが極めて疑問に思います」
殺人の罪で懲役17年の実刑判決が確定した男は動機について「身体拘束が嫌で殺人をすれば病院を出られると考えた」と話しています。
殺人事件のきっかけとなった身体拘束については…。
★みちのく記念病院の関係者
「重大事件が発生したあとも日常的に行われていました。少なくても事件がおきてから2、3か月の間も違法な身体拘束は何度も目撃しました」
「非常に違法性が高い事件 日本でいままで起こった事がないような大変重大な事件だと認識しています」
病院では何が起こっていたのか?
誰がどのように指示して「肺炎」の診断書が作られたのか?
警察が詳しい経緯や動機などを調べています。