青森県の子ども 肥満傾向が全年齢で全国平均以上 対策は…
県内の幼稚園児から高校生までの肥満の傾向は、依然として男女ともにすべての年齢で全国平均より高い状況となっています。
文部科学省が昨年度5歳から17歳までの子どもを対象に調査した、肥満度が20%以上の「肥満傾向児」の割合で、青森県は男女ともすべての年齢で全国平均を上回りました。
男子は9歳が20.65%で最も高く全国平均より8.45ポイント高くなっています。
特に6歳と9歳、それに12歳と16歳は全国ワーストでした。
一方、女子は11歳が15.12%で最も高く全国平均を5.42ポイント上回りました。
6歳と8歳、それに11歳と15歳で全国で2番目の高さです。
★県教育委員会スポーツ健康課 髙橋秀樹課長代理
「子どもたちの運動量を確保することとか食生活を見直すとか、そういうさまざまなことを取り組んでいって、子どもたちの肥満防止につなげていきたいと考えております」
県が行った実態調査では野菜を摂取する頻度が少なく食べる速さが「早い」ほど子どもが肥満となる傾向がみられています。
県は分析結果に基づいて来年度事業を展開していくとしています。