南部町の中学生が56年前の十勝沖地震で6人が犠牲となった旧・剣吉中学校の跡地で慰霊の祈りをささげました。

慰霊したのは名川中学校の1年生46人です。きょうは剣吉中学校跡地につくられた公園を訪れて、生徒1人1人が建てられた地震観音像に花を手向けました。いまから56年前の5月16日に起きた十勝沖地震では県内で48人が亡くなり、旧剣吉中学校では生徒4人と避難してきた卒業生2人が犠牲になりました。生まれる前に身近な場所で起きた災害を知った生徒たちは防災への意識を高めていました。

★名川中学校1年生
「自分たちが住んでいる場所の近くでこのような地震が起きて亡くなった方もいると聞いてびっくりしたのと自分たちも気をつけていこうと思いました」「地震で亡くなった人への気持ちをみんなでまたあらためて自然災害とかに対する気持ちを切り替えて後輩に伝えていきたいと思います」

学校では今月24日に全校による避難訓練と慰霊集会を行う予定です。