「地域住民の足をどう維持するか」弘南鉄道大鰐線 弘前市長と大鰐町長は存続へ支援の意向
弘南鉄道大鰐線の今後の支援についてです。弘前市長と大鰐町長は改めて存続に向けて支援を続ける意向を示しました。
弘前市の櫻田市長と大鰐町の山田町長は非公開で話し合い今月の市議会や町議会で議員から出た意見を共有しました。
弘前市によりますと大鰐線を廃止して弘南バスに切り替えた場合、運転手を6人増やす必要があり、毎年運転手がおよそ15人ずつ減り続けているなか確保は厳しいとしています。
櫻田市長と山田町長は交通弱者のためにも存続に向けて支援を続ける意向で一致したということです。ただ黒石市長と平川市長からは赤字経営のままの支援継続に対して反対意見が出ています。
★弘前市 櫻田宏市長
「経済的な論理だけではなくて地域住民の足をどう維持するかということは5市町村長の皆さんにもそれぞれ丁寧に話をしていきたい」
弘前市と大鰐町は支援について検討するため、弘南鉄道に対し9月中に新しい中長期計画を提出するよう求めています。