ライドシェア普及へ 知事 国に地域の実情に応じた新制度要望
一般ドライバーが自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」です。宮下知事は県内での普及に向け地域の実情に応じた新しい制度を国に求めました。
東京や京都など4つの都府県で今月から始まった「ライドシェア」はタクシー会社の運行管理のもと一般のドライバーが自家用車を使って有料で客を運ぶ交通システムです。運用について現在の道路運送法ではそれぞれの区域で稼働するタクシー台数の5%までが上限です。国の規制改革推進会議の中で宮下知事は県内ではタクシードライバーがこの5年で3割近く減っている現状を示し地域の実情に即した制度を要望しました。
★宮下知事
「現実にタクシーが来ないことがあるということはこの制度そのものに限界があって第一に台数で管理することに限界があると私は思います どういうアプローチをライドシェアでしていくのかということを制度化していくことが大事」
県では今年度、ライドシェアの実証事業を行うことにしています。
★宮下知事
「高齢化が進む青森県にとって高齢者の方々の移動の手段の確保というところでは決め手になる仕組みに仕上げていきたい」
国はきょう出された意見などを取りまとめ6月にライドシェア新法の策定に向けた答申を行うとしています。