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【特集】陸奥湾ホタテの可能性① 販路開拓めざし台湾へ 現地の反応は むつ市のプロモーションに同行

2024年2月6日 19:30
【特集】陸奥湾ホタテの可能性① 販路開拓めざし台湾へ 現地の反応は むつ市のプロモーションに同行

陸奥湾産のホタテは中国の輸入停止などの影響で生産者たちが苦境に立たされています。
むつ市は大量にストックされた冷凍ベビーホタテの販路開拓のため交流のある台湾の高雄市へと向かいました。海を越えた先に活路はあるのでしょうか。
市のプロモーションに同行した様子を3回にわたってお伝えします。
1回目はイベントでの現地の人の反応です。

青森からおよそ2,500キロ離れた台湾。
南西部にある高雄市は人口およそ272万人で、海産物の貿易が盛んな港町です。
台湾の中心台北市に次いで2番目の経済の拠点と言われています。
古くから残る港の倉庫や工場の跡には壁画が描かれたりオブジェが置かれるなどリノベーションされアートにあふれた辺り一帯はたくさんの観光客で賑わいます。

むつ市 山本知也 市長
「きょうは青森県からおいしいホタテを持ってきましたのでぜひご賞味ください ハオツーダシャンペイ(おいしいホタテ)」

むつ市は陸奥湾ホタテの販路を開拓するため先月27日から2日間高雄市のショッピングモールでPRイベントを開きました。
むつ市の川内中学校と高雄市内にある陽明国民中学は30年前から姉妹校として交流が続いています。
この交流を経済的な交流に結びつけようとむつ市は台湾の大都市高雄市でイベントを開きホタテのバター焼きやみそ貝焼きをふるまいました。

現地のボランティア
「青森県むつ市から参りました」

ホタテを提供する列には多くの人が並びさっそくその場で味わっていました。

台湾の人
「ハオツー(おいしい)」
「(ホタテを食べるのは)初めてです きょう偶然にもイベントに出会えて良かったです」
「想像していたのと違う冷凍なのでもっとパサパサしているのかと思ったらかんでみたらすごくジューシーでびっくりしました」

そもそも台湾でホタテは日常的に食べられているのでしょうか?

台湾の人
「(ホタテを食べる所は)高雄もあります海鮮のお店とかで食べます」
「コストコでいろんなのを買っているのですけどいま覚えているのは北海道のを買ったときがあります」
(高雄市内でホタテは食べられますか?)
「特別に買いに行けば食べられます 料理するのに便利だったら日常的に食べたいと思っています」

イベントに用意したホタテ200キロは2日間ですべて提供されました。

むつ市 山本知也 市長
「(高雄市には)海産物を食べる文化がありますので感触はいいと思っています これからむつ市と高雄市が経済交流していくことでむつ市にも高雄市の方が来てくれるそういった形の交流ができればいいなと思っています」

日本から海外に輸出されるホタテはおととし年間12億7,806トンで台湾はそのうち3,005トンでした。
輸出額は112億円と中国に次いで2番目で台湾への金額は過去10年で最も大きくなりました。
日本と台湾の橋渡しをする日本台湾交流協会高雄事務所の奥正史所長は大きなビジネスチャンスと話します。

日本台湾交流協会高雄事務所 奥正史 所長
「高雄市を中心とする台湾南部にはたくさんの漁港があって漁業が盛んとは申し上げましたけどもホタテがとれる訳ではありません 一方でホタテを使った料理というのは中国の料理ではひじょうにポピュラーなものでありますし そういう点では台湾南部においてもひじょうに高い需要があるわけで むつ市にとっても大きなビジネスチャンスになると思います」

プロモーションから経済交流の継続につなげられるか。
2回目のあすは経済交流の継続についてお伝えします。

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