政治資金規正法の改正を巡り岸田総理が党の代議士会で陳謝しました。自民党の津島淳代議士から批判が上がったいきさつを踏まえた対応とみられます。

きのうの自民党代議士会で起きた異例の事態。内閣不信任案の採決を前に発言したのは自民党の津島淳代議士です。

★自民党 津島淳 代議士
「これから我々は内閣不信任案の否決という大事な場面に向かおうとしている時に私の率直な思いを申し上げます　本来岸田総裁がこの場に来て挨拶すべきではないか」

姿を見せなかった総理の姿勢を公の場で批判し場内が騒然となりました。このあと衆議院本会議では不信任決議案が与党の反対多数で否決されました。そして、きょう…。岸田総理は党の代議士会に出席し政治資金規正法の改正を巡り陳謝しました。

★岸田首相
「この議論を進める中にあって大きな混乱ご迷惑をおかけしたということお詫びを申し上げる次第です」

総理が国会の開会日以外に代議士会に来ることは異例です。代議士会に先立ち岸田総理は党の参議院議員総会にも急きょ出席しました。党内では政治資金規正法の改正を巡り岸田総理が公明党と維新の会に譲歩したことなどへの不満が募っています。