富士山の静岡県側の火口でみつかった3人の遺体のうち、警察は26日に収容した1人の身元が東京都日野市の53歳の会社員であると発表しました。

静岡県警の山岳遭難救助隊は富士山の静岡県側の火口付近で登山者とみられる3人が倒れているのを発見し、26日に現場で死亡を確認しました。

3人のうち1人の遺体は26日に警察署に搬送され、県警は遺体の身元が東京都日野市の会社員芝田渉さん（53）だと発表しました。

芝田さんは「ビーコン」と呼ばれる発信器を持っていて、救助隊が反応のあった富士山火口付近を捜索したところ3人が見つかり、現場にはショートスキーが残されていたということです。

富士山に残されているほかの2人の遺体は死後1か月以上経過しているとみられていて、県警は天候などを考慮して搬送する予定です。