中国南部の大雨で土砂災害など相次ぐ 広東省で38人死亡、5万人超被災
中国南部で降り続く大雨の影響で土砂災害などが相次ぎ、広東省で38人が死亡しました。被災した人は5万人を超えています。
中国南部では1週間以上にわたり降り続く大雨の影響で、土砂崩れや洪水などが相次いでいます。
中国国営メディアによりますと、広東省では38人が死亡、2人が行方不明になっているほか、5万5000人以上が被災しています。道路の寸断や電力施設の損傷などで経済損失は日本円でおよそ1200億円に上るということです。
また、隣接する広西チワン族自治区の景勝地でも26年ぶりに洪水が発生したほか、福建省でも土砂災害などにより、4人が死亡しています。
こうした事態に習近平国家主席は、行方不明者の捜索や被災者の保護などに全力を尽くすよう指示を出したほか、政府は道路の修繕のためおよそ23億円を拠出するとしています。