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同居する母親を殺害 男に懲役10年の実刑判決【高知】

2024年10月22日 18:47
同居する母親を殺害 男に懲役10年の実刑判決【高知】
去年6月、高知市の住宅で同居する母親を殺害したとして殺人の罪に問われていた男の裁判員裁判で、高知地方裁判所は10月22日、男に懲役10年の実刑判決を言い渡しました。

殺人の罪に問われていたのは、高知市神田の無職・金子圭克被告(58歳)です。起訴内容などによりますと、金子被告は去年6月、自宅で同居していた83歳の母親に対しその言動に不満を募らせ、頭部に暴行を加えた上で殺意をもって包丁で左胸を1回突き刺し殺害したとして、殺人の罪に問われていました。

22日の判決公判で稲田康史裁判長は、「抵抗できない母親に対し肋骨を貫通させ心臓に達するほどの強い力で突き刺していて、殺意は強固である。母を殺めたことは正当化できない」とする一方で、事実を認め自らの行動が誤ったものだったと反省の言葉などを述べていることから、懲役14年の求刑に対し懲役10年の実刑判決を言い渡しました。