高知県南国市のスーパーマーケットで、強盗事件などに備えようと、さすまたを使った防犯訓練が行われました。

南国市のサニーアクシス南国店で行われた訓練は、今年2月に北海道のコンビニエンスストアで起きた殺傷事件をはじめ、全国で強盗事件が相次いでいることなどを受けて企画されたものです。

サニーマートでは、10月22日までに高知と愛媛のすべての系列店にさすまた2本を配備。23日は南国警察署や高知県防犯協会の協力のもと、さすまたを使った訓練が初めて行われました。
訓練では、犯人役の男が「金を出せ」などと言いながら刃物で店員を脅し、それに対して店員2人がカウンターに設置されたさすまたを使って男を取り押さえました。
参加者は無理に取り押さえようとするのではなく、まずは客や自分の命を守りながら対応する大切さを学んでいました。

サニーマートの担当者は、こうした防犯の取り組みを広く知ってもらうことで、犯罪を未然に防ぐ効果につながればとしています。