高知県香南市赤岡町の夏の風物詩「絵金祭り」が7月20日・21日の二日間行われ、会場は多くの人で賑わいました。

ろうそくの灯りで照らされるおどろおどろしい屏風絵。幕末の絵師である金蔵・絵金の作品です。

香南市赤岡町で7月20日から2日間開かれた「絵金祭り」は、町の商工会が行う恒例のイベントで、48回目の今年はレプリカ5点を含む絵金の22作品が軒先に並べられました。

県の文化財に指定されている絵金の作品は、歌舞伎や浄瑠璃のワンシーンを描いたもので、作品を管理・収蔵する絵金蔵によりますと、描かれた当時から魔よけとして軒先に飾られていたということです。

会場には多くの人が訪れ、ろうそくの灯と絵金の作品が作り出す恐ろしくも美しい空間に引き込まれていました。