自民党県連は10月10日、高知市で高知1区・2区合同の決起大会と位置付ける演説会を開きました。

高知1区から立候補予定の前議員・中谷元防衛大臣は公務のため欠席し、ビデオメッセージを寄せました。
この中で中谷氏は派閥の裏金問題で失った信頼回復に向け「国民の理解と納得、共感が得られるように努める」とした上で、重要政策として防衛力の強化と国土強靭化を訴えました。

■中谷氏
「激変する世界の中で日本を守り抜くには防衛力の抜本的強化が必要。そして、自然災害に対しても国土強靭化を推進し、地方と協力し防災・減災の備えを行うことで国民の命と財産を守る基盤整備が必要」

高知2区から立候補予定の前議員・尾﨑正直氏は派閥で横行していた政治資金の不記載について、議員本人の責任を問い不当な利益が得られないような透明性を担保する仕組みを設けると政治資金規正法の改正を説明した上で、重要政策として経済力の強化を訴えました。

■尾崎氏
「成長率が低いと、どうしても持続可能ではなくなってしまう。社会保障を維持していくためにも、将来に希望の持てる経済をつくる。それによって多くの皆さんが、結婚して子供が持てると若い人が思う。そうなっていくためにも日本として経済競争力の強化、国際的な経済競争力を取り戻していくことが何としても大事」

演説会には比例代表四国ブロックから立候補を予定している自民党の前議員・山本有二氏と、連立を組む公明党の前議員・山崎正恭氏の2人も登壇し、自公の協力による現有議席の確保を訴えました。