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ローザンヌ国際バレエコンクールに高知市の中学生が出場 壮行式行われる【高知】

2025年1月29日 18:39
ローザンヌ国際バレエコンクールに高知市の中学生が出場 壮行式行われる【高知】
若手バレエダンサーの登竜門と言われるスイスのローザンヌ国際バレエコンクール
現地時間の2月3日からはじまる審査に挑む高知市の中学生の壮行会が、先日行われました。

高知市のバレエスタジオで行われた壮行会。踊るのはまもなく世界的な大舞台にのぞむ高知市の一宮中3年生福間悠陽さんです。

福間さんは去年9月にマカオで行われたローザンヌ国際バレエコンクールのアジア太平洋予選を通過。現地時間の2月3日からスイスで開催される本選に出場します。

この日はほかのレッスン生やその保護者など約100人を前に、福間さんが本選で踊る2曲を披露しました。

今回、ローザンヌの本選には世界中から86人がエントリーしそのうち日本人は15人。
2月3日から4日間のレッスン審査が始まり、7日のセミファイナルで20人に絞られ8日のファイナルで入賞者8人が決まります。6日間に及ぶコンクールに挑む福間さんに、ほかのレッスン生たちからは海外で使える炊飯器と県産のお米が贈られました。

指導者の上岡真佐子さんも思いはひとしおです。

●上岡真佐子さん
「ローザンヌに行けたらいいねと言ってたことがついに現実となり、マカオのアジア予選に決まってからは悠陽以上に私が緊張の毎日でした。指導者として悠陽の才能を潰すことなくもっと上手にさせられるかどうかという不安もたぶんあった」

周囲も緊張する世界的な大舞台ですが、当の福間さんはやるべきことに集中しています。

●福間悠陽さん
「ファイナルに残れるようにまずはしっかり最初の6日間。レッスンがぎっしり詰まっているので、そこで決まるって思うぐらい本当にがんばってきます。お母さんとお父さんと家族全員あと先生も周りで関わってくれた人全員が笑顔になってくれるような踊りを踊りたいです」

将来は世界で活躍するバレエダンサーを目指す福間さん。夢に近づくための大舞台まであと少しです。

高知県内在住者でローザンヌの本選へ出場するのは、調べた限りでは実に25年ぶり。
福間さんは金曜日に日本を出発。入賞すると、希望する留学先で授業料の免除や生活援助金が受けられるため、福間さんは両親の負担を軽減して夢を叶えるためにも入賞できたらと話していました。
最終更新日:2025年1月29日 18:39