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牧野植物園で食虫植物の展示会 ムジナモの“赤ちゃん”も【高知】

2024年7月19日 11:57
牧野植物園で食虫植物の展示会 ムジナモの“赤ちゃん”も【高知】
高知県立牧野植物園で7月20日から食虫植物の展示会が始まり、会場には牧野博士が名付けたあの食虫植物の“赤ちゃん”が初めて展示されます。

県立牧野植物園の南園温室で20日から始まるのは、虫を捕まえて栄養にする食虫植物の企画展です。
虫をはさみこむ「ハエトリグサ」や、臭いで生き物をおびき寄せる「ウツボカズラ」など約60種類、100株以上が展示されています。

目玉は、4月下旬に発芽したばかりの大きさ約1センチのムジナモです。日本の植物園として初めて種から発芽させたものです。

ムジナモは1890年(明治23年)に、牧野博士が国内で初めて発見して和名をつけた食虫植物です。晴れた日の1日しか花を咲かせず、開花時間はわずか1時間から2時間という「幻の花」ムジナモ。順調に育てば来年には花を咲かせるまでに成長するそうです。

この企画展は、20日から9月1日まで県立牧野植物園の南園温室で開かれます。