中国の禁輸で…輸出先を失った“台湾産パイナップル” 愛媛県の自治体職員らが購入し支援続ける
中国が輸入を停止している台湾産のパイナップル。今年も県職員の有志らがパイナップルを購入して支援を続けています。
きょう県庁には段ボール箱で300個およそ3トンのパイナップルを積んだ大型トラックが到着しました。
台湾産のパイナップルは、かつて9割を占める輸出先だった中国が政治的な問題で3年前から輸入を停止。そこで、台湾と交流が続く県や松山市が一肌脱ごうと毎年、職員らの有志がパイナップルを購入して支援を続けています。
きょうも県職員らは行列を作ってパイナップルを次々と買い求めていました。ある職員は「毎年買ってますがすごくおいしくて、楽しみにしています」と話していました。
今回の支援では、県と20市町の職員らが、あわせて3000箱あまり、およそ31トン分を購入しました。
糖度が高く、芯まで食べられるのが特徴の台湾産パイナップル。明後日まで県内のイオン系列のスーパーでも購入できるということです。