伊予鉄道で、30年以上にわたって活躍してきた郊外電車がきょう、ラストランを迎えました。

伊予鉄道では、新型車両「7000系」の郊外電車への導入に伴い、これまで30年以上活躍してきた700系のうち、6両の運用を今月終了しました。

きょうは、このうち34年間運用された「760編成」と呼ばれる2両の700系による、貸切のラストランが行われ、県の内外からおよそ50人の鉄道ファンが集まりました。

電車は、古町駅から高浜駅に向けて出発。

参加者は、沿線の歴史を紹介する特別な「車内アナウンス」に耳を傾けながら、最後の走りを楽しんでいました。

貸切電車に乗った松山市の小学2年生は「モーターの音がかっこいいと思います。僕たちを乗せてくれて、ありがとうと言いたいです」と話していました。

引退した6両は、今後、順次廃車になる予定で、参加者はカメラに映像を収めながら電車との別れを惜しんでいました。