伊予鉄に67年ぶりのニューフェイス!郊外電車の新型車両「7000系」がデビュー
伊予鉄道に67年ぶりのニューフェイスが登場です。郊外電車の新型車両「7000系」の出発式が行われ、きょうから営業運転を始めました。
いつもは通勤・通学客で混雑する、松山市駅に詰めかけたたくさんの人…
鉄道ファン:
「新型車両が気になったので来ちゃいました」
鉄道ファン:
「ぜひとも見てみたい!と思って。ドキドキするしワクワク」
お目当ては、実に67年ぶりとなる、伊予鉄道が郊外電車に導入した“完全新設計”の新型車両、7000系のデビューです!
鉄道ファン:
「よく古町駅にとまっているのを見に行っていて。かっこいい」
鉄道ファン:
「オレンジと黒の差し色が似合いますね、やっぱり」
さかのぼること、3か月。去年11月、大阪の工場で完成した出来立てホヤホヤの新型車両はおよそ14時間かけて愛媛に運ばれました。
穴井記者:
「見えてきました。新型車両を乗せたトレーラーが宮田町へと向かってきます。集まった人たちが一斉にカメラを向けます」
作業員:
「ライン乗った!」
およそ2時間にわたる深夜の搬入作業…ついに7000系が伊予鉄道のレールに乗りました。
作業員:
「はい、OKです」
穴井記者:
「いま動き出しました。初めて新型車両7000形が伊予鉄道のレールを走っていきます」
そして迎えたきょう。運行開始にあわせて出発式が行われました。
清水一郎社長:
「本日ようやくこの新型鉄道車両、発車致します。愛媛らしいこのオレンジ色の車両であります」
客室は中吊り広告のない広々とした空間となっているほか、英語の表記やアナウンスで外国人観光客にも対応します。さらに使用電力をおよそ50%削減するなど、環境面への配慮も兼ね備えています。
こちらは家族全員が鉄道好きだという藤村さん一家。
藤村さん一家:
「きょうから運転というのでちょっと見てみようかなと思って。乗られるんですか?乗ります!!ぜひ新車に!!」
一番列車にワクワクがとまりません。
そして午後2時…
「出発!進行―!」
ゆっくりと新型車両7000系が動き出しました。
清水一郎社長:
「非常に乗り心地も良いので皆さんに楽しんでいただきたい」
伊予鉄道はこの新型車両を今回6両導入し、横河原線、高浜線、郡中線の郊外全線で走らせるということです。