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こうもり塚古墳(総社市)の出土品を紹介 総社市埋蔵文化財学習の館で企画展

2024年8月13日 18:33
こうもり塚古墳(総社市)の出土品を紹介 総社市埋蔵文化財学習の館で企画展

 岡山県総社市の国の史跡、こうもり塚古墳の出土品を一堂に集めた企画展が、総社市で開かれています。

 焼き物で作られた棺の一部。型取られた華やかな紋様が、埋葬された人の権威を表していて、吉備地域では最も古い段階とされています。総社市埋蔵文化財、学習の館で展示されているのは、国の史跡、こうもり塚古墳の出土品のうち40点です。

 古墳時代後期、中四国地方で最大規模とされるこうもり塚古墳では、1967年から調査が始まり、これまで出土した陶棺や馬具などおよそ350点が、今年5月に市の重要文化財に指定されました。引手などの馬具や馬に着けていた装飾品は金メッキが施されていて、当時の輝きとともに、乗馬の習慣が盛んだった事を伺わせます。

 6世紀後半頃の文化交流や工業技術も知る事が出来る企画展は、9月30日まで開かれています。