岡山市は、2025年度中にゼロを目指していた放課後児童クラブの待機児童について、目標年度を2年遅らせることを13日発表しました。

　岡山市は毎年5月に、次の年度の放課後児童クラブの申請者数を予測しています。今年度は1万50人の予測に対して1万295人の申請があり、施設の新設や支援員の確保が追いつかず、236人が待機児童となりました。

　その後の市のニーズ調査でも、今後5年間の申請見込みが、これまでの予測を大きく上回ったため、待機児童ゼロの目標を来年度から2年後の2027年度に延期する事を発表しました。

　市は施設整備や支援員の確保などの取り組みは継続しながら、民間事業者に対して改修工事費や備品購入費といった補助を、新たに実施する方針です。民間事業者の新規参入を促し目標達成に近づける考えで、補助費は9月補正予算案に盛り込み、議会にはかるとしています。