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和紙の原料ミツマタの「川ざらし」 小学生が挑戦 津山市

2025年1月21日 20:22
和紙の原料ミツマタの「川ざらし」 小学生が挑戦 津山市

 伝統を引き継いで川の冷たい水で和紙の原料を洗う冬の風物詩「川ざらし」が、津山市で始まりました。

 江戸時代から和紙の産地として知られる、津山市の横野地区です。朝焼けの中、地元の職人による、和紙の原料のミツマタの皮を洗う「川ざらし」が始まりました。

 今日(21日)は、県の郷土伝統的工芸品に指定されている「横野和紙」を学ぼうと、近くの高田小学校の5年生が、この作業に挑戦しました。

 冬の川は雑菌や不純物が少なく、上質な和紙に仕上がるということです。澄んだ水を引いた「さらし場」に入った児童たち。職人の上田康正さんから教わりながら、水の冷たさにも負けず、ミツマタの皮を丁寧に洗っていました。

 高田小学校は1年生から横野和紙を学んでいて、今後も体験を通して、地域を大切に思う気持ちを育んでいきます。

最終更新日:2025年1月21日 20:22