【速報】斎藤知事が会見 立花氏の言動について言及 「SNSによる誹謗中傷の対策を」
兵庫県の斎藤知事は22日、知事選をめぐるNHK党の立花孝志党首の発言について「SNSによる誹謗中傷、人を傷つける内容について、やるべきでない行為だとこれまでに述べさせていただいた通り」と述べました。
今月、百条委員会の委員だった竹内元県議の死亡が確認された件をめぐり、立花氏はSNSなどで、竹内元県議が20日にも警察に逮捕される予定だったとしたうえで、「逮捕を苦に命を絶った」などと発信していました。
これについて、20日の県議会で兵庫県警本部の本部長は「被疑者として任意の調べをしたことはありません」と全くの事実無根であり、明白な虚偽がSNSで拡散されているのは極めて遺憾だと述べていました。
再選後、知事自身ができることはなかったのか、記者に問われた斎藤知事は「SNSの利用については人を傷つけるような対応は許されないことなどを何度も記者会見で言わせていただいている」と述べました。
■「優勝パレード不正疑惑」告発状を警察が受理
阪神・オリックスの優勝パレードの開催資金の不正疑惑に関する告発状が警察に受理されたことについては、斎藤知事は「内容の詳細は承知していないのでコメントは控えさせていただく」としたうえで「パレードについては寄付を集める行為と支援事業はあくまで別の事業として適切に対応してきた」「今後の捜査については求められれば真摯に対応していく」と述べました。
告発状は去年10月、「市民オンブズ西宮」などの市民団体が提出していたもので、21日付で兵庫県警に受理されました。
告発状の内容は、2023年11月、金融機関への補助金を1億円から4億円に増額する見返りに、阪神・オリックスの優勝パレードへの寄付を求め、本来は不要である予算を増額したことで県に損害を与えたとして、斎藤知事と片山元副知事に背任の疑いがあるとするものです。