女性初、将棋のプロ棋士誕生かけ対局
女性初の将棋のプロ棋士誕生をかけた対局が行われています。
西山朋佳女流三冠(29)は22日、棋士編入試験の第5局にのぞんでいます。
将棋界では原則、棋士養成機関の「奨励会」を勝ち上がることができれば、四段に昇段し「プロ棋士」となりますが、これまで女性でプロ棋士となった人はいませんでした。
西山女流三冠は三段まで勝ち上がりましたが、四段には昇段できず2021年に退会して、プロ棋士とは別の資格の「女流棋士」に転向し活躍しています。
その後、公式戦でプロ棋士を相手に規定の成績を残したことにより棋士編入試験の受験資格を獲得していました。
2024年9月から始まった試験は若手棋士5人との五番勝負で3勝すると合格となりますが、これまで西山女流三冠は2勝2敗で、合格に王手をかけています。
女性初のプロ棋士となるのか、22日の第5局は柵木幹太四段(26)が相手で、夕方ごろ決着の見通しです。