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南海トラフ地震の被害想定 10年ぶり見直しへ

2024年7月17日 18:56
南海トラフ地震の被害想定 10年ぶり見直しへ

 10年ぶりの被害想定見直しです。南海トラフ地震に備え、香川県は外部の有識者を招いて地震や津波被害の想定を見直す委員会を設置し、17日、初めての会合を開きました。

 国が南海トラフ巨大地震の被害想定見直しを進めていることから、新たに設けられた委員会。高松市で開かれた初会合のメンバーは、香川大学や国の研究機関の地震や津波など、各分野の専門家7人です。

 10年前に公表された県の想定によりますと、最大クラスの地震が発生した場合、県内でも震度7、津波は最高で3.8メートルを予測しています。

 この日の会合では、能登半島地震などの教訓を活かし、新たに災害関連死や長周期地震動、時間差での地震発生での被害想定を検討することなどを確認しました。県は今後、定期的に会合を開き、2025年7月をめどに調査結果のとりまとめを目指す方針です。