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宮崎県で震度6弱の地震 気象庁初の「南海トラフ地震臨時情報」関連性を調査開始

2024年8月8日 18:32
宮崎県で震度6弱の地震 気象庁初の「南海トラフ地震臨時情報」関連性を調査開始

(8日午後6時15分時点での情報です)

 8日午後4時43分頃、宮崎県で震度6弱を観測する地震がありました。香川・岡山では最大震度2を観測しましたが、この地震による被害はこれまでに確認されていません。気象庁は初めて南海トラフ地震の臨時情報を出し、関連性の調査を始めました。

 地震発生時、午後4時43分頃のJR高松駅前の情報カメラの映像からは、大きな揺れは確認出来ません。地震の震源は日向灘で、震源の深さは30キロ。地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されます。宮崎県日南市で震度6弱を観測し、香川県と岡山県では最大震度2をそれぞれ観測しました。

 警察などによりますと、香川県と岡山県でこれまでに被害は確認されていないということです。また、高知県や愛媛県などに津波注意報が出されています。午後5時0分、気象庁は今回の地震が南海トラフ巨大地震につながるか調査を開始しました。南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動を取ってください。

 また気象庁が初めて発表した南海トラフ地震臨時情報を受けて、岡山市は対応基準に基づいて、災害警戒本部を立ち上げました。岡山県は現在警戒中として情報収集にあたっているということです。