【特殊詐欺】三島市の80代女性が200万円だまし取られ…伊豆の国市では40代女性が100万円だまし取られるなど被害相次ぐ(静岡県)
静岡県内でオレオレ詐欺やSNSを通じた投資詐欺など特殊詐欺による被害が相次いでいます。
警察の調べによりますと、三島市に住む80代の女性の自宅に、4月2日 午前11時ごろ、孫や落とし物係を装ったJR職員を名乗る男から電話があり、「財布などが入ったバッグを落としてしまった」「急きょ200万円必要になったから助けてほしい」などと言われ、その後、女性の家を訪れた黒いスーツを着た細身で小柄の30代とみられる男に現金200万円を手渡し、だまし取られたということです。女性は、実の孫から別件の電話があり、「そんな電話はしていない」と言われたため事件が発覚したということです。
また、伊豆の国市に住む40代女性はSNS型投資詐欺と呼ばれる手口で被害にあいました。女性は2023年8月上旬「インスタグラム」で漫画をアップロードしていたアカウントをフォローし、その後 メッセージ機能でFX投資に勧誘されたということです。その後、女性は投資アカウントの開設を促され開設し、2024年3月中旬までの間に、現金 計約100万円を数十回に分け指定された複数口座に振り込み、だまし取られました。女性は、投資アカウントで投資がうまくいっていたことを確認していましたが、突如アカウントが閉鎖されたため警察に相談し、事件が発覚したということです。
このほか磐田市では、4日、89歳の女性が、孫をかたる男からのうその電話をきっかけに現金300万円をだまし取られる被害もありました。
警察は、SNS上で知らない相手から「投資」の話をもちかけられたり、親族を名乗る電話で「急にお金が必要になった、代わりの者がお金を取りに行く」などと言われたら詐欺だと注意を呼びかけています。