着工のめどがたっていないリニア新幹線の静岡工区をめぐり、15日、自民党県議らが静岡市北部にある工事現場を視察しました。

リニア静岡工区の工事現場を視察したのは、県議会最大会派自民改革会議の増田享大代表ら7人です。7人は、県が難色を示すトンネル工事で出た土砂を置く「残土置き場」や、大井川の水問題解決へ、JR東海が取水抑制案を示している「田代ダム」を、JR東海の担当者の説明を受けながら、約6時間にわたり視察しました。視察した理由について増田代表は「JR東海が具体的な実施案を示した田代ダム案の理解を深めるため」などとして、今後の県議会での議論に生かしたい考えを示しました。