【寒の戻り】どんより冷え冷え景色に震え「こんなはずでは」戸惑う観光客…帰路の降雪影響懸念も(静岡)
2日、各地で20度前後まで気温が上がった静岡県内。河津町では、河津桜が満開となり多くの見物客が春の装いで花見を満喫していましたが…。
4日は一転して、どんよりとした空のもと、寒々しい景色に。観光客たちも、真冬の服装に逆戻り。
(観光客)
「コートの中にベストを着てあったかくしてきた」「桜がきれいだから寒くても暖かくても心は温かくなる」
(観光客・長野県から)
「もうちょっとあったかいかと思っていたけど寒い」「予想外でした」
(観光客・横浜から)
「寒いですね、結構寒い」
Q.帰りは雪になりそう?
「そうだ、気を付けないと」
会場の売店で観光客に人気を集めていたのは温かい甘酒。
(観光客)
「しみます、おいしい寒いです、顔がすごい冷たいのであったまりました」
(勝俣 宜彦 記者)
「けさの静岡市は6度となるなど、寒い朝となりました」
静岡市は、日中も気温が上がらず最高気温は6.9度。
5月並みの陽気となった2日と比べると、寒暖差はなんと10度以上にも。御殿場市は一層厳しい冷え込みに。
(坂井 太一 記者)
「午前8時、御殿場駅前です。現在、ちらちらと雪が降り始めました。気温を見てみますと、気温計は0度となっています」
4日朝、氷点下を記録した御殿場市。朝から雪が舞い始め、防寒対策を万全に通勤する人の姿が多くみられました。中には交通への影響を心配する声も…。
(通勤客・神奈川から)
「御殿場線が止まる可能性があるので、そうなると帰れなくなっちゃう」「随時御殿場線のチェックをして、もし、計画的に止めるというのであれば帰ろうと思う」
(タクシー運転手)
「寒いのは我慢するから、雪だけは降らないでと思ってる」「忙しいけど、普通のスピードで走れない。そうすると稼ぎにはならない」
さらに標高の高い小山町の須走では…。
(坂井 太一 記者)
「午前9時、小山町須走です。少しですが、雪が舞っています。あちらカメラを向けてみますと屋根真っ白、雪が積もっています」
屋根は雪で白くなり、地面には、すでに1センチほどの雪が積もっていました。
(地元の人)
「朝起きたら降っていた」「(これまでは)ほかは降っていたが、ここら辺は あまり降らなかった」
(地元の人)
「6時に起きた時にはちらちら降っていた」「凍っているところは気をつけて歩こうと思う」
午後になると天気は急変。浜名湖の今切口周辺で雪が舞い始めると、静岡市の日本平でも横殴りの雪が降り始めました。沼津市は積もるほどではなかったものの、時間を追うごとに視界が白くかすむほど強まりました。
寒空が広がる観光地熱海。熱海駅前には厚着をしてスーツケースを持った観光客の姿が。ここは、湯気が立ち上る、熱海駅前で人気の足湯。寒さをしのごうと、観光客たちが暖をとっていました。
(観光客 )
「もう、出たくない。この後、予定があるが、ずっとここにいたい感じ」
(観光客 )
「めっちゃ寒い」「寒いけど逆に熱くなってきた」
(観光客)
「こんなはずじゃなかった。こんなに寒いと思ってなかった。熱海は暖かいと思ってた」
そして、この寒さで人気だったのが熱海名物の「温泉まんじゅう」。できたてホカホカの温泉饅頭を買い求める観光客の姿が目立っていました。
(観光客 )
「すごくフワフワしておいしい」「あったかい」
4日のこの寒さで「温泉饅頭が飛ぶように売れています」と、お店の人のふところは暖かそうでした。商店街には、平日にもかかわらず多くの人が訪れていましたが、帰りを心配する声も。
(観光客 )
「日帰りです」「帰れるか、雪で通行止めとか怖い」
そして、朝から雪に覆われていた小山町須走では、午後3時過ぎになると吹雪になっていました。これから、雪による交通機関などへの影響がどこまで広がっていくのか、心配されます。