【続報】浜名湖高校生殺人 行方不明になる前に訪れていた ”友人宅”は「複数の若者が頻繁に出入り」「過去には騒音トラブルも」 警察の捜査続く
湖西市の浜名湖畔で17歳の男子高校生が遺体で見つかった殺人事件。高校生が行方不明となる前、滞在していたとみられる友人宅への捜査が続いていますが、近隣住民への取材で、当時の様子が少しずつわかってきました。
(記者)
「午前10時過ぎです、鑑識作業が行われました。部屋の中を重点的に行われているように見受けられます」
19日も捜査員が出入りしていたのは、男子高校生が行方不明となる前に滞在していたとみられる友人宅のアパート。
この事件は2月9日、湖西市新居町の浜名湖畔で、袋井市に住む高校2年生で中国籍の少年(17)の遺体が見つかったものです。司法解剖の結果、高校生の死因は溺死で、死後1週間ほど経過し、遺体には殴られた痕とみられる複数のあざがあったということです。
男子高校生は、2月4日の午後7時ごろに自宅を出た後、午後10時ごろ浜松市中央区の繁華街に居るところを知人が目撃。同年代くらいの男女数人で飲食をしていたということです。
警察によりますと、高校生は5日未明、浜松市中央区の友人宅に複数人で滞在していたことが確認されていますが、その後、行方不明となっています。また関係者によりますと、浜松市中央区の友人宅ではバイクを転倒させるトラブルが確認されていて、警察が事件との関連を捜査しています。
友人宅とみられるアパートでいったい何があったのか、周辺住民への取材で当時の様子が少しずつ分かってきました。
近く住民は、高校生が行方不明となる前の4日夕方、外国語を話す若い女性らが複数人集まっていたのを目にしていました。
(付近の住民)
「4日夜から5日の朝にかけて『この辺で行方不明者がいた。怪しい人を見ませんでしたか』と(警察に聞かれた)。外国語をしゃべる女の子が8人、誰かを見送っているところだった」
友人宅とみられる部屋には、頻繁に若い男女が出入りしていたと話します。
(付近の住民)
「基本的に若い人、未成年だと思います。複数名いる。若い人もその友達なのか、複数人来ていたりして、時には中年の男性も来ていたり、どういう人が住んでるか見当がつかないくらい、いろいろな人が来ていた」
この部屋を訪れていた若い男女をめぐっては、騒音トラブルで警察が呼ばれたこともあったといいます。
一方、警察は湖西市の遺体発見現場周辺でも捜査を続けていて、付近の住民に「不審な車両を見なかったか」などと聞き込みをしているほか、周辺の防犯カメラを確認しているとみられています。
警察は19日、事件に関する情報を広く集めるため、新たにフリーダイヤルを設置。「些細なことでも連絡してほしい」と、情報提供を呼びかけています。