人口減少要因を調査分析 静岡市の分科会が報告書を提出
深刻な人口減少問題に直面している静岡市は22日、人口が減少している要因の分析や、その対策に向けて調査・研究してきた成果を報告しました。
この分科会は、静岡市が2024年度新たに設置したもので、22日はアンケート調査など1年あまりにわたって行ってきた調査や研究の成果をまとめた最終報告書を発表しました。
その中で、人口減少が進む理由については、結婚や子育てに対する経済的な不安を抱えている人が多いことや、若者が求めるワークライフバランス、働きやすい職場環境が整っている企業が不足しているなど、5つの分野に分けて説明しました。
また、その対策の方向性として、一定の生活水準を維持するための経済的支援に加え、可処分所得の増加など、中長期的な支援を検討するほか、新たな企業や職種を創出するため、スタートアップ支援や企業誘致に取り組むことなどが示されました。
今後市では、この報告書をもとに関係部署が事業化していく方針です。