“巧みな連携プレー”で盗撮犯検挙に貢献…高校生5人に感謝状贈呈(静岡中央警察署)
静岡駅前で盗撮をしていた男を取り押さえ、摘発に貢献したとして、男子高校生5人に警察から感謝状が贈られました。高校生5人の巧みな連携プレーとは?
静岡中央警察署から感謝状が贈られたのは、クラーク記念国際高校、静岡キャンパスの男子生徒5人です。5人は、2023年10月、静岡駅の地下道の階段で、女子高校生のスカートの中を盗撮していた40代男を見つけ、その場で取り押さえて警察に引き渡しました。
(クラーク記念国際高校2年 西江 翔さん)
「ちょっと距離を取りながら、スマホのインカメラでスカートの中を撮りながら階段を上っていって、『待てよ!』と追いかけて、捕まえた」
盗撮犯を見つけた際、5人は瞬時に役割を分担。逃げようとする犯人を「追う役割」と、被害を受けた女性に「声をかける役割」、それから、「盗撮犯を取り押さえた」と駅前の「交番に走る役割」に分かれて、いち早く犯人の確保につなげました。連携プレーで盗撮犯の検挙に貢献した5人は、同じサッカー部員。10月に創部したばかりだといいます。
(クラーク記念国際高校 靭矢 修平さん)
「まともに初めて一緒になって練習した日が、その当日だった」
抜群のチームワークに警察官も感心していました。
(静岡中央警察署 生活安全課 永田 央 課長)
「盗撮の被害者は、なかなか被害を声に出すことができない。周りにいる人が見つけて声をあげて助けることが大切。勇敢な行動に感謝します」