「大寒」なのに・・・ひと足早い春の雰囲気 各地で3月並みの暖かさ 大寒みそぎには“あの人”も(静岡)
20日、日の出とともに、浜松市の天竜川では、水につかって身を清める恒例の「大寒みそぎ」が行われました。ふんどしや白装束をまとった西部地区の40歳以下の神職ら35人が参加し、船を漕ぐしぐさの「鳥船行事」で身を引き締めた後、川に入りました。途中から小雨が降り始めた朝の気温は7℃で、水温は6.2℃。参加者は胸元まで水につかり祝詞をあげながら身を清めました。
(参加者)
「去年は悪いこと、厄年だったのでありましたが、ことしはいろいろなことに挑戦してより良い年にしたいと思っています」
「(川に)入る前は非常に寒かったが、入ってからは非常にすがすがしい気持ちになった」「新たに成長できるような年になればと思っています」
参加者の中には“この人”の姿も。政治とカネをめぐる“暴露発言”で注目された後、女性問題で議員辞職した、宮沢博行元衆院議員。去年の衆院選で落選し、今後の政治活動については「模索中」といいますが…
(元衆院議員・宮沢博行氏)
「よし!ことしも乗り越えた。スタートが切れる。そういう感じがします。この1年いろいろありましたので、そういう意味も込めて、巳年に脱皮できるように清めていきたいなとは思ったんですが、私の場合はですね、いくら清めても清めても清まらないと思います。ですので一生懸命地道にこれからも頑張っていきたいなと思いますね」
そんな「大寒」の日も、県内は日中気温が上昇…
(片山 諒 記者)
「一年で最も寒いとされている日ですが、日当たりの良いところでは、コートなどを羽織らなくても過ごしやすい気温です」
17℃まで気温が上がった静岡市。東伊豆町で17.3℃、浜松市天竜区で15.9℃、川根本町と磐田市で15.6℃を観測するなど、各地で3月並みの暖かさとなりました。
伊豆では、春の雰囲気を味わえるところも。伊東市の観光施設で見ごろを迎えていたのは、色鮮やかな「アイスチューリップ」です。「アイスチューリップ」は、球根を冷凍処理して冬に咲くよう、開花時季を調整した品種で、こちらではおよそ3500株が植えられています。
早咲きの「菜の花」も見ごろを迎え、訪れた人たちは一足早い春の雰囲気を楽しんでいました。
(観光客)
「上着を用意してきたが、上着着ていたら目が飛び出るぐらい暑い。季節がだいぶ先に進んだような感じの日」
「本当に春みたい。チューリップと菜の花が素敵。来てよかった」
Q.結構暑いですが?「すごく暑いです。脱いでも暑いです。一足も二足も早い春。もう冬を越せたかな。寒い冬を」
気象台によりますと、あす21日以降も各地で気温が上がる予想で、今週は“季節外れの暖かさ”となる日が多いということです。