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「まずは自ら避難を」 当時釜石の中学生で津波から避難 東日本大震災での経験をもとに講演【静岡・浜松市】

2025年3月11日 12:02
「まずは自ら避難を」 当時釜石の中学生で津波から避難 東日本大震災での経験をもとに講演【静岡・浜松市】

東日本大震災から14年。岩手県釜石市で中学生の時に津波から避難した経験をもつ男性らの講演会が、9日静岡県浜松市で行われました。

市民など120人が訪れたこの日の講演会では、現在愛知県の企業に勤めながら防災士、語り部として各地を回っている紺野堅太さん(27)が基調講演を行いました

紺野さんは釜石東中学1年生で震災に遭遇、日頃からの訓練の成果を生かして、同級生や近くの小学校の児童とともにいち早く高台に避難し、津波から逃れ「釜石の奇跡」とも言われました。

(紺野堅太さん)
(いったん避難した場所で)「1人の先生が逃げろと叫んで、みな我に返りさらに高台へと避難した」

紺野さんはその経験を踏まえ、「ハザードマップを知ろう」「津波避難訓練」、そしてまずは自分が助かるために避難する「津波てんでんこ」の意識を持つことを提言しました。

最終更新日:2025年3月11日 12:02