インフル猛威 新型コロナの感染者も増加 ドライブスルー型の小児発熱外来も 開始 北海道
保健所は春先まで注意が必要と呼び掛けています。
北海道では季節性インフルエンザが猛威をふるい、警報レベルの状況が続いていますが、一方でここ最近では新型コロナウイルスの感染者も増えてきて注意が必要です。
(クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一院長)「上向いて。もうちょっと上向けるかな。はい上手にできました。失礼しました」
札幌市のクリニックを訪れた、こちらの親子。
週末に娘が発熱してしまい、インフルエンザの検査を受けにきました。
先月B型インフルエンザに感染したばかりということですが…
(クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一院長)「A型インフルエンザがばっちり出ていますね」
今度は、感染力が強く症状も強いA型のインフルエンザに感染してしまいました。
まだまだ季節性インフルエンザの患者数は増え続ける一方で、流行は子どもに限ったことではありません。
(クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一院長)「最近は高校生以上、大人単独のインフルエンザ患者も増えてきています」
インフルエンザは、1医療機関あたりの患者数で30人が「警報レベル」の目安ですが、今月10日までの1週間は道内全体で60.97人。
増加傾向は続き、全国の都道府県でも患者数が最も多い状態です。
さらに、ここに来て増加傾向となっているのが、新型コロナです。
(クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一院長)「ここに線見えるでしょ。コロナなんだよね。インフルエンザは出ていないですね」
40度近くの発熱があり受診しに来た女性は、新型コロナの陽性判定が出ました。
(クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一院長)「大人の方は、あまり大きく報道はされていないが、コロナ感染意外と多いんですよね」
また、こちらの女性もコロナに感染していました。
(女性)「誰とも接触してないんですけどね。どこでうつったかわからない」
新型コロナの患者数は、今月10日までの1週間で1医療機関あたり7.82人となっていて、先月上旬から増加傾向となっています。
札幌市の保健所は春先までコロナも注意が必要だと話します。
(札幌市保健所 寺田健作医師)「季節的に寒くなってきたり乾燥してきたり、家の中で換気がなかなか難しいというところ。春くらいまでにかけて、冬の間はコロナが流行しやすいのかなと思っています。人が集まるときには手洗いをする、必要なときには消毒をする。そういったことをしていただくのが重要」
こうした感染症の流行に対応するため、札幌市と札幌市医師会が連携して、17日からドライブスルー型の小児発熱外来を始めました。
来年3月31日までの日曜・祝日および年末年始に利用できるということです。
まだまだ収まることのない季節性インフルエンザと、注意が必要な新型コロナ。
どちらも基本的な感染対策の徹底が必要になってきます。