運転手不在の路面電車 赤信号の交差点に進入 重大インシデントに認定し調査へ 国交省
札幌市で12日朝、停車中の路面電車が赤信号を表示している交差点に進入しました。
路面電車は運転手が乗っていない状態で、国交省は重大インシデントに認定しました。
12日午前6時すぎ、札幌市内の中島公園通停留所に停車中の路面電車が、運転手が乗っていない状態で赤信号を表示している交差点に進入しました。
運行する札幌市交通事業振興公社によると、当時運転手は停車中の電車から降車し、業務連絡を行っていました。
その後、車両が動き出したことを乗客に指摘され、ただちに車両に戻り、停車させたということです。
この事故によるけが人はいませんでした。
車内のドライブレコーダーには、運転手が運転台から移動する際に体がブレーキハンドルにあたったことでブレーキが緩んだとみられるということです。
国交省は重大インシデントに認定し、近く調査官を派遣して事故原因を調査することにしています。