ラピダス本格稼働前に初の調査…千歳川で有機フッ素化合物PFAS=ピーファスを調査
ラピダスの次世代半導体工場の建設が進む北海道千歳市はきょう(2024年12月16日)、工場で使われた水が流れ込む予定の千歳川で、有機フッ素化合物の「PFAS」などを対象にした水質調査を初めて行いました。
千歳市が初めて水質調査を行った場所は、千歳川にかかる長都大橋の下流です。
ラピダスの次世代半導体工場が工業用水として使う予定の安平川では、有機フッ素化合物「PFAS」が国の飲料水の暫定目標値を上回っていますが、工場で使われた水は最終的に、千歳川に排出される予定です。
このため、今回の調査は工場の本格稼働前に現状を調べる目的で行われました。
(千歳市役所 小野寺康広さん)「もし仮に数値が出た場合はその状況の原因を確認していくことになるかと考えています」
千歳市は「PFAS」のうち、有害性が指摘されている「PFOS」や「PFOA」などを、2025年3月まで2回にわたって調べる方針です。