自衛隊に壁塗り、寿司を握る体験も!?“論より証拠”で人材獲得!大盛況の高校生職業体験 札幌
様々な業界で人手不足が続く中、札幌では高校生に実際に仕事を体験してもらう就職イベントが開かれました。
高校生たちの反応はどうだったのでしょうか。
(鷲見記者)「高校生と企業をつなぐこちらのイベント、キーワードは“体験”です」。
こちらは左官工事を手掛ける会社です。
高校生が実際に壁塗りの体験をして楽しんでいました。
札幌市東区のつどーむで開催された高校生向けの就職イベントです。
実際に働く体験をしてもらって、入社してからのギャップを少しでも減らしてほしいと企画されました。
こちらの自衛隊のブースです。
(高校生)「これ結構腕つかれますね」
高校生たちが災害派遣で使う道具を手に取って作業をしていました。
さらに、普段乗ることのできない自衛隊の車両にも試乗できて大喜びでした。
(寿司店担当者)「親指でくぼみを作って一回かえしてここで1回、2回」
札幌の老舗寿司店のブースでは、高校生が実際に寿司を握っていました。
まぐろのお寿司を握った男子高校生は試食もしていました。
(高校生)「やっぱりプロの方がおいしいです」
(高校生)「(仕事を)探すのと体験するのは全然違う。入ってみてここの会社違うなと思うのは嫌なので、こういう体験ができるのはありがたい」
JRの電気設備の工事などを手掛けるこちらの会社は、仕事で使用しているリフト車に学生を試乗させていました。
(高校生)「怖いと感じることはありますか?」
(担当者)「慣れるまでは怖いですね」
その後も続々と学生がやってきてブースは大盛況です。
人手不足に悩む多くの企業にとっても、このイベントには採用につながる大きなチャンスです。
(ドウデン 人事担当 南須原健太さん)「高校生を中心に採用しているが、生徒が減っていることもあり(採用活動は)なかなか大変。弊社の会社を見て知って体験して興味を持ってもらえたらいいかなと思います」
若い人材を獲得したい企業と、自分に合った仕事をみつけたい高校生。
「こんなはずじゃなかった」とならないために、お互いを知るきっかけづくりが大切となっています。