新幹線札幌延伸、30年度開業を延期 きょう午後国交省に報告へ…工事最大4年遅れの現状
北海道新幹線の札幌延伸工事を進める鉄道・運輸機構がきょう(2024年5月8日)午後、国土交通省に2030年度末としている開業時期の延期を報告する方針であることがわかりました。
マチの人からは落胆の声が聞かれました。
北海道新幹線の新函館北斗・札幌間は、2030年度末の開業を目指して鉄道・運輸機構が建設を進めていますが、トンネル掘削中に見つかった巨大な岩などの影響で、最大4年の遅れが発生しています。
関係者によりますと、鉄道・運輸機構は工期短縮に向けた打開策を見いだせず、8日午後、開業時期の延期を国土交通省に伝える方針です。
マチの人はー
(札幌市民)「つながったら便利だとはなんとなく思っていたんですけど、残念だなと思います」
(江別市民)「2030年代には開通してもらわないと、私が新幹線に乗る体力と気力が残っていないかもしれない」
国交省は今後有識者会議を開き、新たな開業時期を検討することにしています。