2030年度末の開業延期で最終調整 工事に最大4年の遅れ 資材も高騰 北海道新幹線札幌延伸
2030年度末を目指す北海道新幹線の札幌延伸について、建設を進める鉄道・運輸機構が、開業時期を延期する方向で最終調整していることがわかりました。
関係者によりますと、北海道新幹線の建設を進める鉄道・運輸機構は、2030年度末の札幌延伸について、開業時期を延期する方向で最終調整しているということです。
新たな開業時期は今後検討される見通しです。
鉄道・運輸機構はこれまでに、羊蹄トンネルの掘削中に出現した巨大な岩などの影響で、最大4年の遅れが出ていることを明らかにしています。
また、事業費は資材の高騰などで、当初より6450億円増えて2兆3150億円に膨らむ試算も公表されています。
沿線自治体の関係者は、STVの取材に対し「延期になっても開業に向けた準備を粛々と続けるだけだ」と話しています。