「利用客に一部負担を」JR北海道 運賃8%値上げで調整 来年度 鉄道維持費や物価上昇が要因
JR北海道は今年度から3年の中期経営計画を発表し、来年4月から運賃を値上げする方向で調整していることがわかりました。
値上げ幅は平均でおよそ8%の見通しです。
経営改善に向け、国から「監督命令」が出されているJR北海道は、本年度から3年の中期経営計画を発表しました。
(JR北海道 綿貫泰之社長)「鉄道を維持するための修繕・投資にかかる費用が、昨今の物価上昇により急激に増加しているところ。ご利用の皆さまにも一部負担をお願いしたい」
来年4月から運賃を平均でおよそ8%値上げする方向で調整しています。
また、2030年度末に予定されている北海道新幹線札幌延伸後、2つの路線の高速化を柱とした事業構想をまとめました。
特急「カムイ」などが運行する在来線の札幌ー旭川間の所要時間を現在より25分短い最速60分に。
札幌ー新千歳空港間の快速「エアポート」は8分短い25分に高速化し、利便性を高めて収益拡大につなげる考えです。