JR北海道全線で値上げへ…燃料費・資材費・人件費の“3大高騰”背景に 綿貫社長苦渋の会見
厳しい経営状況が続くJR北海道が、すべての路線の運賃値上げについて検討を進めていることがわかりました。
(JR北海道 綿貫泰之社長)「資材含めて燃料費、物価がかなり高騰している。鉄道を持続するには輸送サービスの改善が欠かせない。そういった観点から運賃改定についても検討せざるを得ない」
JR北海道の綿貫社長は2024年3月21日の定例会見で、すべての路線の運賃値上げについて検討していることを明らかにしました。
昨今の資材費や燃料費、人件費の高騰などが理由としています。
値上げ幅や時期は検討中だということです。
JR北海道はこれまでに、1996年と消費税引き上げに合わせた2019年の2度、運賃を値上げしています。
JR北海道に対しては今月15日、経営改善に向けた取り組みを加速するよう国から「監督命令」が出されています。