宇佐美記者も思わず噴水に入る暑さで北海道エアコン商戦はやくも 作業員関東から呼び寄せも
本格的な夏を迎えるのを前に、北海道内でもエアコン設置の準備が進んでいます。
2023年の猛暑をうけ、2024年は早い時期からエアコンが売れていますが、使い始めは特に注意が必要です。
(宇佐美記者)「大通公園です。風は冷たいんですが、薄着でも暖かく感じます。噴水の水も冷たくて気持ちいい、そんな季節になってきました」
2024年5月16日の道内は旭川の江丹別で27.7℃、上富良野で27.2℃など夏日となり、札幌でも6月下旬並みの22.6℃まで気温が上がりました。
大通公園では噴水で足を冷やす人やソフトクリームを食べて涼む人たちも・・・
(札幌市民)「ちょっと暑すぎます。寒暖差が激しい感じがします」
(札幌市民)「窓を開けてもちょっと耐えられないなってなってきたらエアコンをつけます」
札幌の家電量販店です。
エアコン売り場を大々的に展開していて、最新のエアコンがずらりと並んでいます。
平日にもかかわらず、エアコンを見に来る客でにぎわっていました。
(客)「エアコンを早めにつけようと思って来ました。2台目。暑くなってからだと大変だから早めに対応しようと思って」
(客)「小さいやつね、買っていこうと思っているの。こないだも来て見ていったから。暑かったよね」
(客)「去年から暑いって感じて、その前は暑いと思わなかったね。なんでもなかった」
この店では2024年は真冬の1月からエアコンが売れていて、売れ行きは例年の同じ時期の5倍から6倍。
なかでも本体の中のほこりやごみを自動で洗浄してくれる機能がついたエアコンが人気だということです。
関東などから作業員を呼びよせ、通常の1.5倍に増員してエアコンの設置にあたっています。
(ヨドバシカメラマルチメディア札幌 松岡良平さん)「お客さまの住環境だったりご希望の機種またはエリアにもよるのですが、1週間から10日ほどで実際に取り付けることも可能になっております」
道内でも年々身近になってきたエアコン。
思わぬ事故を防ぐため、メーカーでは使う前の手入れや試運転を呼びかけています。
(ダイキンHVACソリューション北海道 竹原勇稀さん)「これぐらいの時期に、低い温度、部屋の温度と同じぐらいの温度帯でエアコンを一度動かしていただいて、機械に負荷がかからないような形で動かしていただきたいです」
試運転とあわせて内部のモーターに劣化がないか音を確認する、フィルターの汚れなどにより異臭がしないか確認する、室内機から水漏れがないかなど確認することが必要だといいます。
さらに、室外機もまわりに物がないか、内部に木の枝などが挟まっていないか、音を確認することが必要です。
(ダイキンHVACソリューション北海道 竹原勇稀さん)「いざ夏に使うと急に壊れていて修理がすぐに対応できないとかですね、エアコンがない夏を迎えてしまいますので、早めに試運転をしていただければと思います」
熱中症対策にも有効なエアコン。
早めの購入や設置・使い始めには早めの点検やメンテナンスが必要です。